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「人間は間違いを選ぶが、AIの言うことは聞かない」 米軍の科学者らが結論
テック&サイエンス
2019年02月02日 14:14

人工知能(AI)の普及を阻んでいるものは、人間による自己過信である。このような結論に、米陸軍研究所(ARL)の科学者らが至った。これらの科学者は、戦闘行動の過程におけるAIの利用について研究を行っている。オンラインニュースサービス「EurekAlert」が伝えている。
スプートニク日本

米陸軍は自らの武力を近代化していく過程において、戦場で決定を下すうえで役立つ機械学習のアルゴリズムを開発しようとしている。科学者らは今回、ゲームを用いた実験を実施。この実験では、AIが各参加者に対し、ゲームのインターフェースとは別に出されるアドバイスを与え、最も適した戦略を常に提案する。この際、参加者らはアドバイスのスイッチを手動で入れたり切ったりでき、AIによる助言に従うことを参加者らに強制する者はいない。科学者らは、このAIの別バージョンもいくつか開発。そのうち一部はアドバイスを誤り、また一部は情報を手動で入力する必要があり、さらに一部は自らの判断の過程を詳細に述べるようになっている。

実験の結果は、AI利用の支持者らを不愉快な形で驚かせるものだった。実験に参加した米軍人らによって下された決定の3分の2が、機械によるアドバイスと一致せず、しかもこのことは、助言に含まれる誤りの数とは無関係だったのだ。ARLの科学者らは、コンピューターから得られる結論よりも自分自身の判断の方をはるかに信用する人が大多数に上るとの結論に至った。一方、自分がコンピューターよりも賢いと考えた軍人は、助言を利用したより謙虚な同僚と比べて、より悪い成績を実際には示していた。
米軍の専門家らが米カリフォルニア大学の研究者らと共同で実施した調査によって、コンピューターから得られる結論よりも自分自身の判断の方をはるかに信用する人が大多数に上るということが示された。

だが、AIの可能性に関する知識は明らかに不足しており、決定を下すうえでAIが有益となるのか、あるいは妨げとなるのかについては不明だと「EurekAlert」は伝えている。

軍の専門家らがカリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究者らと共同で実施した調査によって、コンピューターから得られる結論よりも自分自身の判断の方をはるかに信用する人が大多数に上るとの結論が導き出された。

その結果、仮に非の打ちどころのないAIが開発されることが今後あるとしても、人間はいずれにせよ、AIによるアドバイスに耳を傾けることはないということになる。
(リンク先に続きあり)

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